放射能汚染食品からTPPまで講演会の配付資料
2011年7月31日
昨日(7月30日)、「ATTAC京都」さんにお招きいただき、放射能汚染食品の問題からTPPまで、2時間にわたってお話させていただきました。
その時の配付資料をご希望いただいたので、ここにアップします。
1つ記載忘れていたお勧め書籍と、会場では枚数が増えるため割愛した最後の2ページも追加した改訂PDF版です。
内部被ばくからTPP、世界の飢餓問題から日本を含む今日のフードシステムに関するサイトや書籍の情報源を紹介しているので、よかったらご参照下さい。
講演会のご案内はこちら
4参考TPPチラシ
アンケートで「TPPについてこれほどわかりやすい話しは聞いたことがありません。TPPに関して日本で一番わかりやすい先生です」とコメントいただいて、嬉しかった!
しかししかし、内部被ばくのこととかハッキリ答えられない部分もあってまたもや勉強不足を反省。
次は8月6日の内部被ばく勉強会に向けて、また勉強に励みます。
TPPとは何か ジェーン・ケルシー教授講演会
2011年7月18日
TPPとは何か、いちばん適確に問題点を教えてくれた情報でした。
けっきょく超単純化して言えば、
自由貿易の協定というより、アメリカの投資家や企業が日本で好き勝手できるようにするということね。農業や食品だけじゃなくて、医療や医薬品でも、公共事業でも。じゃまな規制をとっぱらって好きなようにビジネスして、立ちはだかる者は外国企業が直接相手政府を訴えることができる。
そして日本で作ったこのモデルを他国に適用していこうと。
詳細はぜひケルシー先生の言葉を直接聞いて下さい。
『異常な契約 TPPの仮面を剥ぐ』著者 ジェーン・ケルシー教授による講演会
「TPPを考える国民会議」に動画が掲載されています。
7月14日東京講演
http://tpp.main.jp/home/?p=625
http://tpp.main.jp/home/?p=628
中継は英語で始まりますが、途中から日本語の同時通訳も入ります。
英語も日本語も聞いてしまう者にはつらかった(笑)
でも同時通訳だった東京での講演会が一番内容濃いかったと思います。
当日のPPTスライドはケルシー先生のサイトにアップされてました。
http://web.me.com/jane_kelsey/Jane/TPPA.html
PPTの直リンクはこちら。
http://web.me.com/jane_kelsey/Jane/TPPA_files/Japan%20July%202011%20PPT.pptx
強いて農業に関する乱暴な憶測をあげれば、
アメリカが日本に輸出したがっているとケルシー先生があげている品目が
米、豚肉、牛肉、小麦
どれも東北地方が大きな生産地ではありませんか?
〜人々の危機は、ビジネスの大チャンス〜
京都市は学校給食の農産物、放射能測定し公表
2011年6月30日
4月に京都市に移ってきてから、市内でいろんな原発関係の勉強会に参加してきました。
私も子どもの食べものを心配している京都のお母さんたちにお話したり。
日本各地で同じような動きかと思っていたら、京都ってがんばってる地域かもと改めて見直しました。
学校給食の農産物を放射能測定して公表することにしたって、すごいことだと思う。
そのためにがんばってきたママさんたちやパパさんたちに会っていたので、
子どもたちのために、がんばったと思う。
風評被害を拡大するとか避難されても負けないで!
ずっと反原発で活動してこられた京都の有機農業生産者が言ってました。
放射性物質が検出値以下の野菜が、ある産地の野菜だから売れないというのは風評被害。
だけど今行われていることは、国が定めた基準値500Bq/kgより低い、495Bq/kgの野菜が売れないことを風評被害と言っている。それは違うと。
京都のママさん・パパさん、がんばれ!
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110629-OYT8T00678.htm
学校給食の農産物、放射能測定し公表…HPで京都市
福島第一原発事故を受け、京都市は、給食に使う東日本の農産物が放射性物質に汚染されていないか測定し、結果を市のホームページで公表し始めた。
福島、茨城、群馬、栃木、千葉の5県の農産物を対象とし、市衛生環境研究所(京都市中京区)で放射性ヨウ素と放射性セシウムを測定する。28日には茨城、群馬県産のキャベツを検査したが、これらの放射性物質は検出されなかった。
市保健医療課は「保護者から不安を訴える声が寄せられたため、対応することにした」としている。
(2011年6月29日 読売新聞)
・・・京都新聞には掲載なかったのかしら?
おすすめパンフ
2011年6月14日
インターネットからダウンロードできる、わかりやすいパンフレットご紹介。
◇NPO法人セイピースプロジェクト
「放射線被曝から子どもを守る為に」
http://www.saypeace.org/image/hibakuyobou.pdf
◇放射能って何?Q&A
http://sky.geocities.jp/yuka37jp/
◇あすのわパンフ「まずは知らなきゃね! 原発ってなに?」
http://shiga-saku.net/usr/asunowa/mazuhatirasi1.jpg
http://shiga-saku.net/usr/asunowa/mazuhatirasi2.jpg
自然放射性物質と放射性物質は違う!
2011年6月8日
【放射能】自然放射線と人工放射線のちがい / 市川定夫氏
自然と人工の「放射線量」を比べてはいけない。
自然と人工の「放射性核種」を比べるべき。
自然な放射性核種を蓄積する生物は淘汰されてきた。
カリウム40など、昔から天然にあった危険なモノに対して、
人間も生物も、身体の中に蓄えないという適応をしてきた。
だけど天然は非放射性だったヨウ素などを生物は安心して蓄え使ってきた。
なのに安全だった元素に放射性のモノを作ったら、生物の身体は蓄えて濃縮してしまう。
人工放射能は体内に濃縮・蓄積する。
自然放射能は体内に濃縮・蓄積しない。
放射能から子どもを守る、たのもしいママ・パパたち!
2011年6月1日
月曜日の私の話に30人を超えるママ・パパたちが集まって下さって、
みなさんの熱気にじ〜んと感激でした。
ありがとうございました!
子どもたちを守ろうと、各地でママ・パパたちが行動始めているようです。
ネットで見つけた、充実サイトをシェアします。
「Save Child 子供を守ろう」
全国の放射性物質検出ニュースまとめ
http://savechild.net/?p=1619
食品関係ニュース
http://savechild.net/?cat=13
こちらの基準値比較はかわいくわかりやすくて、おすすめです!
こんなにゆるい日本の暫定基準値
http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html
京都のママ・パパたちも立ち上がっていると紹介いただきました。
放射能から子どもを守る・京都・ママ・パパの会
ブログ:http://kodomo-kyoto.sblo.jp/
サイト:http://kodomo-kyoto.sakura.ne.jp/
私としては結論が地味すぎかとも思ったのですが、
「お話、良かったです」と言ってくださり、
来週もお母さん・お父さんたちに講演のご招待いただきました。
ただ怯えるだけでなく、放射能だけでなく、
今のフードシステムを全体的に見直し、
身体と心をつくる「食べもの」について、改めて正面から取り組んでもらえたらと願っています。
〜「食 Food」ページに情報まとめてます〜
内部被ばくの関連映像
2011年5月30日
■■内部被ばく 関連映像■■
◆NHK総合テレビ「核は大地に刻まれていた〜“死の灰” 消えぬ脅威〜」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090806.html
2009年8月6日(木) 午後10時00分〜10時49分
http://www.dailymotion.com/video/xhq2hv_yyyyyyyyyyy-yyy-yyyyy-3_tech
ソ連は動物実験ではわからない内部被ばくについて調べていた
第4診療所 元所長ボリス・グセフ氏の発言
ソ連の核「実験は、収穫の季節の風の強い日を選んで行われました。この意味はわかるでしょう?」!!
◆「ダーク・サークル DARK CIRCLE」忍びよるプルトニウム汚染(1982)日本語字幕付き。
http://www.youtube.com/watch?v=CFz4aQ_N1e0
「動物実験の仕上げに、国防省は兵士を実験に参加させました」!!
◆放射能を噛みしめながら 1/10 小出裕章さん
原子力選択の意味を考える 〜 原発語り1【講演:小出裕章さん:収録1988年10月9日 於名古屋】
http://www.youtube.com/watch?v=Ny3hgBjwwxA
放射能に汚染された食べものをどうするべきか、小出先生の深い思いをぜひ最後まで聞いて下さい。
◆◆チェルノブイリ事故の◆◆
10年後
◆『終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ事故から10年〜』(NHK)
http://www.youtube.com/watch?v=4GcOF4prndE
(ナレーションより)「長い潜伏期間を経て、ガンや白血病などが急激に増加しています。そして放射能の影響は脳にまでおよんでいることが分かってきました」
20年後
◆『汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜』(NHK 2006年4月16日(日)
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM
(NHKのサイトより)「史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシでは、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060416.html
そして25年後。
◆報告書:「チェルノブイリ〜大惨事の環境と人々へのその後の影響」
『Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and the Environment』
「この本は公開された医学的データに基づき
事件の起きた1986年から2004年までに
98万5千人が亡くなったとしています
そしてその死者数はさらに増え続けています」
『Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and the Environment』
ANNAls of the New york AcAdemy of scieNces VOLUME 1181、2009年
英語版はPDFで全文ダウンロード可。
http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf
日本語字幕付きでジャネット・シェルマン博士へのインタビューを見ることができます。
http://www.universalsubtitles.org/en/videos/zzyKyq4iiV3r/#
「事態は私が思っていた以上に深刻でした
人々が癌や心臓病で命を落とすだけでなく
体中のすべての臓器が害されて
免疫機能 肺 眼内レンズや皮膚など
すべての器官が放射能の悪影響を受けたのです
しかも人間だけではありません 調査した全ての生き物
人 魚 木々 鳥 バクテリア ウイルス 狼や牛など
生態系のすべてが 例外なく変わってしまいました」
(リンクが切れていたら、ネット上で動画検索してみてください)
どさくさにまぎれて遺伝子組み換え作物実用化!
2011年5月29日
今密かに、遺伝子組み換え作物実用化のパブコメが上げられているそうです!
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/110523.html
農林水産省 平成23年5月23日
遺伝子組換えセイヨウナタネ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集(パブリックコメント)について
大惨事の後に、火事場泥棒のように新自由経済主義をしかけてくる「ショックドクトリン」を心配してましたが、あちらこちらに気になるニュースが見えてくるようになりました。。。
ショックドクトリンとは:
ナオミ・クライン『ショックドクトリン』日本語字幕付きのインタビュー動画
http://democracynow.jp/video/tag-ショックドクトリン
この本、日本にはまだ翻訳されてないんです!
今の日本に必要な1冊だと思いますが。
Naomi Klein
The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism
あすのわパンフ「まずは知らなきゃね!」
2011年5月27日
あちこちの勉強会で配られているステキなパンフがあります。
「あすのわ」さん作成の
「まずは知らなきゃね! 原発ってなに?」
知らないうちにすり込まれた原発必要&安全神話に対して、
くまさんが「ちがうちがう!」と教えてくれる。
こちらのURLから直接PDFを見られます。
http://shiga-saku.net/usr/asunowa/mazuhatirasi1.jpg
http://shiga-saku.net/usr/asunowa/mazuhatirasi2.jpg
あすのわさんのサイトの5月6日投稿文に掲載されてます。
國廣さま、こんにちは。
はい。めだかの学校でパソコンたたいてたのが私です(笑)
先日、はるやさんや、ななこさんにお会いしました。
7月3日の「アースデイ・しが」も楽しみにしています。
生活クラブ 食品の放射能検査
2011年5月25日
昨日参加した勉強会で、生活クラブさんが食品の放射能測定をされていると教えてもらいました。
牛乳や鶏卵、食肉などの放射能検査結果を「ニュース&トピックス」に掲載されているようです。
http://seikatsuclub.coop/coop/news.html
放射能検査は、「生産者に対する風評被害の発生を防ぎつつ、六ヶ所再処理工場阻止ネット (呼びかけ団体:生活クラブ連合会、グリーンコープ共同体、大地を守る会、パルシステム連合会、あいコープみやぎ、日本消費者連盟)や放射能汚染食品測定室と連携しつつ」行っているそうです。
生活クラブさんも悩んでらっしゃる様子がうかがえます。
2011年4月13日
福島第一原子力発電所事故に関する見解
http://seikatsuclub.coop/coop/news/20110413_b.html
2011年3月25日
<災害情報・第13報>東日本大震災と福島原発事故について、菅総理大臣へ緊急要請書を提出しました。
http://seikatsuclub.coop/coop/news/img/20110325.pdf
2011年3月20日
<災害情報>原乳とほうれん草から放射能検出との政府発表について
http://seikatsuclub.coop/coop/news/20110320.html
私はきちんと検査して結果の詳細を公表してくださるほうを応援したいです。
「検査してない=シロ」ではなく、「国の基準値以下=安全」ではないと思うから。
京都市や京都府もいくらかは検査しているそうです。情報さがしてみます。
〜「食 Food」ページに情報まとめてます〜